骨粗しょう症

骨粗しょう症について

骨粗しょう症は、骨密度や骨質の低下により、骨折をしやすくなる病気です。特に加齢や閉経を迎える更年期世代の女性に多く、50歳以上の女性の3人に一人は骨粗しょう症になるといわれています。

女性の場合、閉経（50歳前後）に伴ってエストロゲンという骨形成を助ける女性ホルモンが急激に減少し、骨の新陳代謝バランスが崩れ、骨量も急減することで、骨粗しょう症が進みます。

一方で男性の場合は、骨格が大きくホルモンの急激な変化もないため、骨量減少は確かに女性よりは緩やかですが、骨粗しょう症を発症している4人に1人は男性であることを考えると、60歳を過ぎたら油断は禁物です。

骨粗しょう症は、自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため、「病気」と気付かないことが多いのが特徴です。当院では、40歳以上の、特に女性には骨粗しょう症の検査をお勧めしています。
治療法は食事療法から運動療法、薬物療法まで多岐にわたるため、採血や骨塩定量検査等のデータをしっかりと収集したうえで、個人の生活に合った治療法を、患者さんと一緒に考えていきたいと思います。

なお、加齢以外でも無理なダイエットや運動不足などの不摂生な生活習慣、特定の病気（関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化など）や薬の副作用（ステロイド薬の長期服用など）で発症することもあります。

骨粗しょう症の治療

問診・レントゲン検査・血液検査

当院で行います

骨密度測定(DXA法)

連携施設であるさくらがわ地域医療センターで行います

検査結果説明とその後の治療・経過観察・測定

当院で行います